ファクタリングとは?仕組み・注意点を徹底解説!

ファクタリングとは、保有している売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却して現金化する資金調達手法です。
所定の手数料は発生するものの、経営者や個人事業主は、売掛金の入金日を待つことなく、早期に資金を確保することができます。
本記事では、ファクタリングの基本的な仕組みから、利用するメリット・デメリット、契約時の注意点まで、初めての方でも分かりやすく徹底解説いたします。
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ファクタリングは融資と異なり、最短即日での資金調達が可能です。
当財務再生支援センターでは、ファクタリングサービスのご提供にとどまらず、今後の経営を支えるパートナーとして、財務コンサルティングや資金繰りのご相談なども幅広くサポートしております。
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ファクタリングとは
ファクタリングとは、企業や個人事業主が保有する売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、入金予定日より前に現金化する資金調達方法の1つです。
売掛債権は、商品やサービスを提供した後に、取引先から代金を受け取る権利であり、入金日までは手元資金として使うことはできません。
ですが、ファクタリングを利用することで、取引先からの入金を待たずに資金を確保できるため、急な支払いや、給与支払い、仕入れ費用、外注費などに対応しやすくなります。
ファクタリングの仕組み
ファクタリングは、融資ではなく売掛債権を売却し、資金を調達する方法です。借入ではないため、原則として負債を増やさずに資金調達できる点が特徴となっています。
ですが、ファクタリング利用時には手数料が発生するため、売掛債権の金額を満額で調達することはできません。
資金化できる金額とコストを比較してから利用しましょう。
ファクタリングには、「売掛金の所有者(利用企業)」、「売掛金を買い取る(ファクタリング会社)」、「売掛金を支払う(売掛先・取引先)」の3者が関係する仕組みです。
利用を検討する際は、まず取引先に対して請求済み、あるいは金額が確定している売掛金があるか確認しましょう。
申込後、ファクタリング会社は売掛金の実在性や取引先の信用度などを審査します。
審査を通過すると、買取金額や手数料が提示され、合意後に利用者の口座へ資金が入金されます。
その後、売掛先は本来の取引に基づいて、支払期日に売掛金を支払います。
ファクタリングで調達できる金額
ファクタリングでは、売掛金の額面そのものが満額入金されるわけではありません。
売掛金から利用手数料を引いた金額が入金されます。
【例】100万円の売掛金を売却し、手数料が10万円の場合

そのため、ファクタリングを利用する際は「いくらをどれだけ早く調達できるか」だけではなく、「手数料を差し引いた後にいくら残るか」を確認する必要があります。
資金ショートを防ぐことはできますが、手数料負担で翌月以降の資金繰りが悪化する可能性があるため、利用額と利用頻度には注意しましょう。
ファクタリングにおける審査
融資の審査では、主に自社の返済能力や信用力が重視されます。
一方でファクタリングの審査では、売掛先(取引先)の信用力が非常に重要となります。
具体的には、過去に入金遅延がないか、支払期日にしっかりと入金される可能性が高いか、といった取引先の支払能力が厳しくチェックされます。
また、ファクタリングは融資と異なり、自社が赤字決算や税金を滞納している場合でも相談が可能です。
ただし、審査結果はあくまでも売掛金の内容や売掛先の信用力に左右されます。
そのため、経営が安定している取引先の売掛債権であるほど審査通過率は高まります。したがって、信頼性の高い取引先の売掛金を優先して申込をしましょう。
ファクタリングの種類
ファクタリングの契約には、「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の2種類があります。
2者間ファクタリングとは
2者間ファクタリングとは、利用企業とファクタリング会社の2者で契約する方式です。

最大の特徴は、売掛先に通知せず利用できる点です。
そのため、取引先に資金繰りの状況やファクタリングを利用していることを知られたくない企業に多く選ばれています。
また、売掛先への通知や承諾を得るステップがないため、手続きがスピーディーに進みやすく、最短即日で資金化も可能です。
ただし、もう一つの方式である3者間ファクタリングに比べると、手数料が高くなる傾向があります。
3者間ファクタリングとは
3者間ファクタリングとは、利用企業とファクタリング会社と売掛先の3者で契約する方式です。

売掛先に債権譲渡を通知し、承諾を得た上で取引をします。
売掛先からファクタリング会社へ直接支払われるため、回収リスクが下がり、手数料を抑えやすい点が最大の特徴です。
一方で、売掛先にファクタリングの利用を知られるため、取引先との関係性や説明の仕方を考慮する必要があります。
ファクタリングの手数料について

ファクタリングは、売掛金の額面から手数料を差し引いた金額が利用企業に入金されます。
ただし、手数料は、
- 契約方式
- 売掛先の信用力
- 売掛金の金額
- 入金までの期間
などさまざまな要素によって変動するため、単純な相場だけで判断するのは禁物です。
金融庁からも、「高額な手数料を支払う契約を結ぶと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険がある」と注意喚起がなされています。
目先の資金調達を急ぐあまり、無理な条件で契約してしまわないよう十分な注意が必要です。
2者間ファクタリングの手数料
2者間ファクタリングの手数料は10~20%前後が一般的です。
売掛先への通知がないため利用しやすく、即日資金化にも対応しやすいのが特徴ですが、その分ファクタリング会社側のリスクが高くなるため、3者間ファクタリングよりも手数料は高くなる傾向があります。
このため、コスト面では慎重に比較する必要があります。
3者間ファクタリングの手数料
3者間ファクタリングの手数料は3~5%前後が一般的です。
売掛先からファクタリング会社へ直接支払われる仕組みのため、回収リスクが下がり、手数料を抑えやすいのが特徴です。
一方で、売掛先への通知や承諾が必要になるため、2者間ファクタリングよりも手続きに時間がかかる場合があります。
ファクタリングを利用するメリットとは
売掛金の入金前に資金を確保できる
最大のメリットは、売掛金の入金日を待たずに資金を確保できる点です。
急な仕入れや外注費の支払い、給与や税金の納付、設備の急な修理など、支払期日が目前に迫っているシーンで非常に有効な手段となります。
当財務再生支援センターでは、最短即日での振込に対応しています。
急ぎの資金調達が必要な企業様は、ぜひご相談ください。
借入を増やさずに資金調達できる
ファクタリングは融資のように、「借入金」を増やすのではなく、売掛債権を「売買(譲渡)」して資金を作る仕組みです。
そのため、「金融機関からの借入枠を温存したい」「貸借対照表(バランスシート)上の負債を増やしたくない」という企業様に多く選ばれています。
ただし、契約を結ぶ際は、内容が実質的な「貸付け(融資)」になっていないか確認することが非常に重要です。
特に、「償還請求権あり」や「買戻し義務あり」といった条件がついている場合は、一般的な売掛債権の売買とは性質が異なる可能性があるため、契約内容は事前にしっかり確認しましょう。
赤字や税金滞納があっても利用できる
銀行などの融資では、自社の決算内容や信用情報、返済能力、税金の滞納状況などが審査に大きく影響します。
一方でファクタリングは、売掛金が本当に存在するかどうか(実在性)や売掛先の信用力が重視されるため、赤字決算や税金滞納があっても、売掛金の内容によっては十分に利用計画に組み込むことができます。
ただし、どのような状況でも必ず利用できるわけではありません。
審査を確実に通過するためには、できるだけ「信用力の高い売掛先」や「入金日が近い売掛債権」を選んで申込をすることが重要なポイントになります。
資金繰りの一時的な悪化に対応しやすい
「売上はあるのに入金が数カ月先で、先に仕入れや経費の支払いが発生してしまう」という状況では、手元の現金が不足して資金繰りが一時的に悪化しやすくなります。
そんな時、ファクタリングを利用することで、売掛金を早期に現金化し、支払いの遅延や資金ショートを未然に防ぐことができます。
ただし、ファクタリングはあくまで「将来入る予定の売掛金を前倒しで受け取る方法」に過ぎません。
会社の売上(利益)そのものが増えたり、毎月の固定費が減ったりするわけではないため、根本的な経営改善にはならない点を理解して計画的に利用しましょう。
ファクタリングを利用するデメリット・注意点
ファクタリングは非常に便利な資金調達方法ですが、手数料や契約内容を事前によく確認せずに利用すると、資金繰りを悪化させるリスクがあります。
実際に金融庁からも、「高額な手数料を請求する業者」や「ファクタリングを装った違法な貸付け(闇金)」について、公式に注意喚起がなされています。
目先の現金化を急ぐあまりトラブルに巻き込まれないよう、契約内容の安全性や信頼できる会社であるかをしっかりと確認した上で利用しましょう。
手数料がかかる
ファクタリングは、売掛金を早期に現金化できる便利な仕組みですが、その対価として必ず手数料が発生します。
もし手数料が高すぎると、実際に受け取れる金額が少なくなってしまい、かえって翌月以降の資金繰りを悪化させてしまうリスクが十分にあります。
「すぐに資金化できるか」だけではなく、「手数料を差し引いた後の金額で、来月以降の経営を問題なく回していけるか」を事前にしっかり確認することが大切です。
売掛金の額面以内でしか資金調達ができない
ファクタリングは、保有している売掛金を売却する方法であるため、売掛金の金額を超えて資金調達することはできません。そのため、銀行の融資のように、将来の事業計画や担保をもとに大きな金額を借りる方法とは異なります。
また、売掛金の金額が少ない場合は調達できる金額も限定されるため、必要資金に対して売掛金が足りない場合は、補助金やリース、支払い条件の交渉など、他の方法も検討する必要があります。
3者間ファクタリングは売掛先に知られる
3者間ファクタリングを利用する場合、売掛先への通知や承諾が必須になります。
売掛先の承諾を得ることで、ファクタリング会社にとっては「未回収のリスク」が下がるため、手数料を抑えられるいう大きなメリットがあります。
しかしその反面、売掛先に資金繰りの状況を知られてしまうため、今後の取引への影響を懸念して利用をためらう企業も少なくありません。
そのため、「売掛先に知られずに資金調達をしたい」場合は2者間ファクタリング、「少しでも手数料を抑えたい」場合は3者間ファクタリングというように、その時々の状況に合わせて最適な契約方法を選択することが重要です。
悪徳業者に注意が必要になる
ファクタリング業者を装って、実質的には違法な貸付けを行う業者がいます。
- 契約書に債権の売買であることが明記されていない
- 異常に高い手数料を求められる
- 売掛金が回収できなかった場合に買戻しを求められる
- 担保や保証人を求められることがある
このような場合は注意が必要です。
金融庁では、ファクタリングを装った違法な貸付けの事案が確認されていることを注意喚起しており、少しでも不審に思った場合は相談するように呼び掛けています。
他の資金調達方法との違い

資金調達を検討する際、「ファクタリングと銀行融資は何が違うの?」「ビジネスローンや手形割引のほうがいいのでは?」と迷う企業様は少なくありません。
どの方法が最適なのかは、会社の現状やいつまでに資金が必要なのかによって大きく変動します。
ここでは、ファクタリングと代表的な3つの調達方法の違いを分かりやすく比較します。
ファクタリングと銀行融資の違い
| 比較項目 | ファクタリング | 銀行融資 |
| 資金調達の目的 | 目先の資金ショート回避、急な支払い | 長期的な設備投資、まとまった運転資金 |
| 自社の赤字税金滞納 | 売掛先の信用が高ければ利用可能 | 審査落ちの可能性が非常に高い |
| 保証人・担保 | 不要 | 必要になるケースが多い(経営者保証など) |
| ポイント | 借金ではないため、次回の銀行審査に悪影響なし | 時間は要するが、低コストで高額の資金調達が可能 |
銀行融資とは、金融機関からお金を借りて、後から利息を付けて返済していく資金調達方法です。
一方でファクタリングは、まだ入金されていない売掛金をファクタリング会社に売却して現金化する仕組みであるため、原則として「借入」にはあたりません。
銀行融資は低い金利でまとまった資金を調達しやすいのが大きなメリットですが、厳格な審査が行われるため、入金までに数カ月という時間を要する傾向があります。
対するファクタリングは、手数料がかかるものの圧倒的なスピード感が強みです。
そのため、長期的にじっくり低コストで借りたいなら銀行融資、目先の支払いのために今すぐ現金が必要ならファクタリングといった、状況に合わせて使い分けることが重要です。
ファクタリングとビジネスローンの違い
| 比較項目 | ファクタリング | ビジネスローン |
| 売掛金(請求書) | 必須(売掛金がないと利用不可) | 不要(手元に売掛金がなくても利用可能) |
| 信用情報への影響 | 履歴が残らないため、信用情報に影響なし | 借入履歴が残るため、他社融資に影響する場合あり |
| 返済方法 | 売掛先からの入金後に一括で返済 | 毎月、元金と利息を分割などで返済 |
| ポイント | これ以上借金(負債)を増やしたくない企業向け | 手元に売掛金はないが、数日中に現金が必要な企業向け |
ビジネスローンとは、ノンバンクなどの金融機関から事業資金の借入をし、後から分割などで返済をしていく仕組みです。
返済を前提とした借入であるため、売掛金を売却して現金化するファクタリングとは根本的に性質が異なります。
ビジネスローンの最大の特徴は、手元に売掛金が無くても自社の信用力だけで利用できる点ですが、審査では返済能力や過去の信用情報が厳しくチェックされます。
一方でファクタリングは、売掛金があれば利用が可能です。
審査で重視されるのは自社ではなく売掛先の信用力であるため、自社の業績が厳しい場合でも審査に通りやすいという違いがあります。
ファクタリングと手形割引の違い
| 比較項目 | ファクタリング | 手形割引 |
| 現金化する対象 | 取引先に発行した「請求書(売掛金)」 | 取引先から回収した受取手形 |
| 償還請求権(遡及権) | 原則なし(ノンリコース) | あり |
| 取引先倒産時の対応 | 自社に請求は来ない(損失はファクタリング会社が負う) | 自社が代わりに銀行へ手形分を支払う(買い戻す) |
| ポイント | 取引先の倒産リスクを完全に切り離して安全に資金化が可能 | 手形があれば低コストで早いが、不渡り時のリスクは自社に残る |
手形割引とは、取引先から回収した「受取手形」を銀行などの金融機関に持ち込み、支払期日前に現金化する方法です。
ファクタリングと手形割引は、どちらも「将来入金される予定の債権を早期に現金化する」という点で非常によく似ています。
しかし、現金化する対象が「売掛金(請求書)」なのか「受取手形(有価証券)」なのかという違いがあります。
また、一番の決定的な違いは「取引先が倒産したときの責任」です。
手形割引は取引先が不渡りを起こすと自社が代わりにその金額を買い戻さなければなりません。
一方、一般的なファクタリングは売掛先が倒産しても自社に支払い義務は戻ってこないため、両者は「リスクの大きさ」という点で全く異なるものです。
ファクタリングの利用がおすすめな場合
内容が分かっても、「本当に今の自社が使うべきタイミングなのか」と悩む企業は多いかと思います。
以下のような課題や状況に直面している企業様には、ファクタリングの利用がおすすめです。
売掛金の入金前に急な支払いが発生した場合
仕入れ費用や外注費、給与や家賃の支払いなど、支払期日が迫っている局面では、ファクタリングの利用を検討しやすいでしょう。
「売掛金の入金予定はあるが、支払いの方が先に来てしまう」というような、資金繰りの空白期間を埋める手段として非常に適しています。
銀行融資では、審査から入金までにどうしても時間がかかってしまいますが、スピードに強いファクタリングであれば、急ぎの資金調達でも有力な選択肢になります。
なお、利用する際は「手数料を差し引いた後の金額で、目的の支払いがしっかり足りるのか」を事前に確認しておくことが大切です。
銀行融資の審査や入金を待てない場合
自社が赤字決算であったり、税金を滞納していたりすると、銀行融資の審査で不利になる可能性があります。
仮に審査に通るとしても、入金までに時間がかかってしまうと目先の支払いに間に合いません。
これに対しファクタリングで重視されるのは、自社の業績よりも「売掛金が本当に実在するのか」や「売掛先の信用力」です。
このため、銀行融資の利用が難しい場合でも十分に相談・利用することができます。
とはいえ、資金繰りが悪化している状態でファクタリングを繰り返し利用すると、手数料の負担が重くなり経営改善が難しくなる傾向があるため、利用のタイミングを確認することが重要なポイントです。
ファクタリングを利用する流れ

初めてファクタリングを利用する際、「手続きが大変なのでは?」「取引先に知られてしまうかもしれない」などと不安になる方は多いかと思います。
ファクタリングの手続きは、銀行の融資に比べて非常にシンプルでスピーディです。
申し込みから入金までの具体的な4つのステップを見ていきましょう。
①申込・相談
まずはファクタリング会社のWebサイトのフォームや電話などから申込を行います。
その際に「希望する調達金額」「売掛金の内容」「いつまでに入金してほしいか」などを伝えます。
特に支払い期日が迫っていてお急ぎの場合は、入金希望日や支払い期限を明確に伝えることが重要です。
事前にタイムリミットを伝えておくことで、ファクタリング会社側もそのスケジュールに沿ってスピーディに対応してくれます。
なお、相談方法は電話、Webサイトのフォームのほか、メールやLINEなど、会社によって様々な窓口が用意されています。
②必要書類
ファクタリングを利用する際は、売掛金が本当に存在しているかや普段の取引実態を確認するためにいくつかの書類の提出を求められます。
一般的に、以下の4つの書類の提出を求める会社が多いです。
- 請求書
- 通帳のコピー(直近3ヶ月分)
- 本人確認書類
- 決算書(直近2期分)
必要となる書類は、選ぶファクタリング会社や契約方式で異なるため、申込時に「何が必要なのか」を事前に確認しましょう。
早めに準備をしておくことにより、手続きがスムーズに進みます。
③審査・見積もり
ご提出いただいた書類をもとに、売掛金の実在性や売掛先の信用力、売掛金の入金予定日や利用企業の状況といった点が多角的に審査されます。
審査が完了すると、総合的な判断のもと「買取可能額」「手数料」「振込時期」などが記載された見積もりが提示されます。
条件が提示されたら、契約に進む前に以下の4つのポイントを必ず確認してください。
- 手数料の金額や割合(経営の負担にならないか)
- 契約方式(2者間か3者間か)
- 取引先(売掛先)への通知の有無
- 償還請求権の有無(万が一取引先が倒産した場合、買戻し義務がないか)
もしファクタリング会社から提示された条件に少しでも納得できない場合は、安易にサインせずに、契約前にしっかり見直すことが重要です。
④契約・入金
ファクタリング会社から提示された見積もりの内容に問題がなければ、正式に契約を締結します。
前回のステップで2者間ファクタリングを選んでいた場合は、自社とファクタリング会社の2者だけで契約を結びます。
3者間ファクタリングの場合は、ここから売掛先への通知や承諾を得る手続きが進められます。
契約が完了すると、指定した口座に買取代金が振り込まれます。
なお、ファクタリング会社と交わした契約書の控えや手数料の明細などは、後々のトラブル防止のために必ず大切に保管しておきましょう。
ファクタリング会社を選ぶポイント
「ファクタリングって、なんだか怪しい業者が多そう」と不安に思うことも少なくありません。
確かに、一部の悪質な業者が高額な手数料を要求したり、実質的な闇金(違法貸付け)のような契約を強いられたりするトラブルがニュースになることもあります。
しかし、金融庁も認めている通り、ファクタリング自体は正当な資金調達手法です。
大切なのは、目の前のピンチに付け込むような業者を避け、自社の経営を本当に考えてくれる「信頼できる会社」をしっかり選ぶことです。
会社を選ぶ際は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
①手数料や契約内容は明確か
手数料に関する説明が曖昧な会社は、後から思わぬ費用を請求されるリスクがあるため、極力避けるのが賢明です。
トラブルを未然に防ぐためにも、必ず見積もりの段階で、以下の4点を確認しましょう。
- 手数料の具体的な金額・割合
- 実際の振込額
- 2者間・3者間の契約方式
- 追加費用の有無
また、交わす契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」であることが明記されているかもしっかり確認することが重要です。
会社を選ぶ際は、目先の手数料の安さだけではなく、入金スピードやサポート体制まで総合的に比較して選ぶと、より満足度の高い資金調達ができます。
②償還請求権や買戻し義務の有無を確認する
償還請求権とは、売掛先が倒産するなどして売掛金を回収できなかった場合に、ファクタリング会社が利用者に対して、代わりに支払いを求めることができる権利のことです。
一般的な買取型ファクタリングでは、この償還請求権がない「ノンリコース契約」になっているかどうかが極めて重要になります。
万が一、売掛先が支払えなかった際に利用者が買い戻さなければならない契約になっていると、それは「債権の売買」ではなく「お金の貸付け」に近い性質になってしまいます。
最悪の場合、違法闇金業者である可能性もあるため、契約前にしっかり確認しましょう。
③会社情報や運営体制が公開されているか
ファクタリング会社を検討する際には、その会社が信頼できるものであるかを必ず確認しましょう。Webサイトなどで以下の情報がすぐに確認できるかどうかが目安となります。
- 会社名
- 本社の所在地
- 代表者氏名
- 運営会社やグループ企業の情報
運営実態が不透明な会社や、連絡先が携帯電話の番号しか記載されていない場合は、悪質な業者のリスクがあるため避けるのが賢明です。
情報公開の透明度は、安心して取引を進めるための重要な判断材料になります。
当財務再生支援センターは、多角的な事業展開で知られるネクステージグループホールディングスの一員です。
グループ全体で強固な財務基盤と高い資本力を誇るだけではなく、高いコンプライアンス意識のもとでクリーンなサービスを提供しているため、初めての方でも、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。
④資金調達後の相談まで対応しているか
ファクタリングは一時的な資金調達として非常に便利ですが、継続して利用していくと手数料の負担が重くなり、かえって経営を圧迫してしまうことがあります。
そのため、資金調達だけではなく、その後の資金繰り改善や財務相談までトータルで対応できる会社を選ぶことが重要なポイントです。
当財務再生支援センターでは、売掛金の買取にとどまらず、財務の専門資格を持つプロの担当者による財務コンサルティングや金融機関(銀行)対策といった経営支援のご相談を受けられる点が特徴です。
目先の資金繰り改善だけではなく、中長期的な財務体制の強化や事業再生を視野に入れて資金調達を行いたい事業者に最適なファクタリング会社です。
ファクタリングに関するよくある質問

ファクタリングは一時的な資金繰りの改善に非常に便利なサービスですが、初めて利用される際には「本当に即日で現金化できるのか」「取引先に知られないのか」など、様々な疑問や不安が浮かんできます。
ここでは、当財務再生支援センターへ寄せられることの多い質問と回答を分かりやすくまとめました。
利用する前に不安や疑問を解消し、安心して資金調達を進めるための参考にしてください。
ファクタリングは違法ですか?
いいえ、正規のファクタリングは、法律で認められた正当な決済手段(売買取引)であり、違法ではありません。
法律上、ファクタリングは「借入」ではなく「売掛債権の譲渡(売却)」にあたります。
ですが、近年ではファクタリングを装って、違法な貸付けを行う業者も存在するため、契約内容はしっかり確認しましょう。
契約前に以下のポイントを必ず確認してください。
- 手数料が相場に比べて異常に高くないか
- 売掛先が倒産したときの「買戻し義務」がついていないか
- 担保や保証人を求められていないか
これらに該当する場合、それはファクタリングではなく「違法な闇金」の可能性が極めて高いため、注意しましょう。
ファクタリングと融資の違いは何ですか?
融資は金融機関などから「お金を借りる(負債)」のに対して、ファクタリングは所有している売掛金を「売却して現金化する(資産の売買)」という根本的な違いがあります。
ファクタリングは借入ではないため、決算書上の負債を増やすことなくスピーディに資金調達できるという大きなメリットがあります。
ただし、融資の利息に比べて「手数料」の負担が大きくなる傾向があるため、利用をする際には目先のことだけではなく、来月以降の資金繰りや事業計画をしっかりと立てた上で、計画的に検討することが大切です。
ファクタリングの審査では何を見られますか?
銀行融資とは異なり、主に「売掛先の信用力」や「売掛金が確実に存在するか」といった点が重点的に審査されます。
最大のポイントは、審査の対象が「自社」ではなく「売掛先」である点です。
そのため、自社が赤字決算や税金滞納の状況であっても、取引先が信頼できる企業であれば審査を通過できる可能性が十分にあります。
2者間ファクタリングと3者間ファクタリングはどちらがいいですか?
「スピード」や「手数料」や「秘密主義」のどれを最優先するかによって、最適な契約方法は異なります。
それぞれの特徴を理解し、自社の経営状況や取引先との関係性に合わせて選ぶことが大切です。
| 比較項目 | 2者間ファクタリング | 3者間ファクタリング |
| 売掛先への通知 | 【なし】(完全に秘密にできる) | 【あり】(通知と承諾が必要) |
| 調達スピード | 最短即日〜数日(圧倒的に早い) | 数日〜数週間(取引先の承諾待ちが発生) |
| 手数料の相場 | 8%〜18%程度(リスクが高いためやや高め) | 2%〜9%程度(リスクが低いため格安) |
| こんな状況におすすめ |
・今日、明日中に現金が欲しい ・取引先にバレたくない |
・入金まで数日〜数週間の余裕がある ・コストを抑えたい |
当財務再生支援センターでは、お客様のご状況に合わせてどちらの契約方法がベストかを一緒にすり合わせていきます。
「自社の状況なら、どちらを選ぶべきか迷う」といった段階からでも、お気軽にご相談ください。
最後に:ファクタリングは一時的な資金調達と資金繰り改善をセットで検討
ファクタリングは、売掛金の入金前にスピーディに資金を確保できる非常に便利な方法です。
しかし、継続して利用すると手数料がかさむため、使い方を誤るとかえって事業の資金繰りを悪化させてしまうリスクがあります。
だからこそファクタリングは、あくまで「急ぎの資金を調達する手段」として活用し、それと同時に「なぜ、資金不足が起きているのか」「今後どうやって改善していくのか」までセットで考える必要があります。
当財務再生支援センターでは、売掛金の現金化だけではなくプロの担当者による財務コンサルティングや金融機関(銀行)対策、さらには補助金・助成金の案内など多種多様な事業再生支援を行っています。
売掛金の入金前に資金が必要な方は、まず所有している売掛金の内容と、現在必要な資金を把握したうえで、ファクタリング会社へ相談しましょう。
